クリプトコインポータル ~仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクト 総合情報サイト~

Zilliqa(ジリカ)



Zilliqa(ジリカ)

Zilliqa(ジリカ)は、シンガポール国立大学の研究者が中心となって設立されたプロジェクトです。日本の仮想通貨取引所には上場されておらず日本での知名度はあまり高いとはいえませんが、時価総額ランキングではつねに30位以内にいるので世界的には注目度が高い仮想通貨といえます。 Zilliqaはイーサリアムを使って発行されたERC20トークンです。通貨単位は「ZIL」で、Zilliqaプラットフォーム内で使用されます。Zilliqaは2017年に公開されて、2017年12月から2018年1月にかけてICOのトークンセールが実施されました。ICOとは既存のブロックチェーン(Zilliqaの場合はイーサリアム)を利用して新たなトークンを発行して、それを売却することによって資金調達を行う仕組みのことです。

Zilliqa(ジリカ)概要

HP https://www.zilliqa.com/
ティッカー(通貨単位)ZIL
取引承認システムPBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance)
発行枚数12,600,000,000 ZIL
取り扱い取引所 バイナンス(Binance) ホウビ(Houbi) その他

Zilliqa(ジリカ)の総発行枚数と時価総額

Zilliqaは、2018年6月9日時点で時価総額ランキング26位で、時価総額は約1,030億円です。総発行枚数は12,600,000,000ZIL(126億枚)で、1ZILあたりの価格は約14円です。ICOから約半年程度で時価総額ランキング上位に食い込んでいることからも、いかにZilliqaが期待を集めいている仮想通貨なのかがわかります。

Zilliqa(ジリカ)の承認システム

仮想通貨の特徴を語るうえで欠かせないのが、どういう承認システム(コンセンサスアルゴリズム)によってブロックチェーンが維持されているのかという点です。コンセンサスアルゴリズムはPoW(proof of work)やPoS(proof of stake)などが有名ですが、ZilliqaはPoWにBFT(Byzantine Fault Tolerance)というコンセンサスアルゴリズムを組み合わせています。 PoWとは「仕事量による証明」と訳されるコンセンサスアルゴリズムで、ビットコインなどにも採用されているメジャーな承認システムです。マイニングに参加しているすべてのノードが特殊な計算を行い、もっとも早く計算処理を完了させたマイナーにブロックを作成する権利が与えられます。 PoWはより誰でもマイニングに参加できる承認システムなので、マイナーの参入が増えやすくブロックチェーンを安定的に維持しやすいというメリットがあります。一方で、膨大な計算量が必要になるためハイスペックなマシンが必要で、電気の消費が激しいというデメリットもあります。また、PoWではブロックの作成や承認に時間がかかるため、どうしてもトランザクション処理が遅くなってしまうという問題点もあります。 次にZilliqaで採用されているBFTについてですが、BFTはあらかじめブロックを提案するノード(マイナー)を決めておく承認システムです。PoWでは計算処理をもっとも早く完了させた人がブロックを提案しますが、BFTではそのプロセスが不要になります。つまりトランザクションを非常にすばやく処理できるということです。このBFTを採用していることによってZillqaは迅速なトランザクション処理を実現しています。

dAppsプラットフォームとスマートコントラクト

Zilliqaは、スマートコントラクト機能を搭載したdAppsプラットフォームです。dAppsとは分散型アプリケーションのことで、簡単にいえばブロックチェーン上で稼働するアプリケーションのことです。 アプリケーションというと少しわかりにくいかもしれませんが、たとえばパソコンに入っているメモ帳やスマートフォンにインストールしたスマホゲームもアプリケーションの1種です。Zilliqaはこのようなさまざまなアプリケーションが稼働するためのプラットフォームとして活用されることが期待されているのです。 Zilliqaに搭載されているスマートコントラクトとは、契約をブロックチェーンに記録することによって自動化する仕組みのことです。たとえば私たちが自動販売機でジュースを買うときには、130円を入れてボタンを押せば自動的に缶ジュースが出てきます。これは「130円を支払えばジュースを引き渡す」という機能が自動化されているということです。これをブロックチェーン上で実現するのがスマートコントラクトです。 ビジネスなどでお金をやりとりするときには、かならず何らかの対価が用意されています。そのような一連の支払いと対価の引き渡しというプロセスを自動化することによって、既存のプロセスを大幅に削減できます。スマートコントラクトはブロックチェーンを社会で実用化するにあたって非常に有用な技術なのです。 dAppsプラットフォーム通貨は最近特に注目を浴びています。Zilliqa以外だとイーサリアムやネオ、EOSなどのdAppsプラットフォーム通貨にあたります。Zilliqaは、dAppsプラットフォーム通貨の覇権をこれらの通貨と争っているということです。

取引速度の速さ

仮想通貨の性能を測るうえで、トランザクション処理の速さは非常に重視される項目です。たとえば100円分の仮想通貨を誰かに送金した場合、処理が完了するまで1時間かかるものと、1秒で完了するものがあれば、後者の方が圧倒的に使われるはずです。また、スマホアプリを想像すればわかりやすいと思いますが、ゲームで何らかのコマンドを入力したときに、その処理がどれくらい早く完了するのかはとても重要ですよね。 仮想通貨のトランザクション処理が遅くなってしまうことをスケーラビリティ問題と呼びます。仮想通貨に詳しい方なら聞いたことがあるかもしれませんが、ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨はこのスケーラビリティ問題をかかえています。 Zilliqaは既存の多くの仮想通貨よりも優れた処理能力を有しています。仮想通貨の決済速度とよく比較されるクレジットカードの決済システムは、1秒間に4,000~6,000件を処理しています。ビットコインは1秒間に約7件しかトランザクション処理をできないといわれていますし、多くの仮想通貨はクレジットカードの処理速度よりもはるかに劣るスピードでしか処理できません。それにくらべてZilliqaは、なんと1秒に2,500件程度を処理できるのです。(2018年5月時点) この時点でもすでにクレジットカードの処理速度に近づいているといえます。しかもZilliqaは先に紹介したBFTという承認システムを利用しているので、マイニングに参加するノードを増やせば、さらに処理能力を向上させられるのです。 クレジットカードと同程度の処理速度を実現できれば、たとえばコンビニ決済などでも実用できます。また、Zillqaで稼働するアプリケーションも圧倒的な処理性能を持つことになるため、便利で実用性が高いアプリケーションを開発できるのです。

シャーディング

Zilliqaは高速な処理を実現するために、シャーディングという技術を使っています。シャーディングとは「分割」という意味の英語です。 ビットコインをはじめとした多くの仮想通貨では、マイニングに参加しているすべてのノードが、すべての取引処理を行います。先に解説したとおり、そのなかで一番早く処理を完了するとブロックを記録して報酬得られるのですが、それ以外のノードによる計算処理は無駄になってしまいます。これがトランザクション処理の速度を遅くしてしまう要因のひとつなのです。 一方でZilliqaは、ブロックチェーン全体をシャードと呼ばれるいくつかのグループに分割しています。それによって処理を行う対象が分割されるので、一般的な仮想通貨よりも処理速度を向上させられるのです。 シャーディングは仮想通貨の処理速度を向上させるために有効な仕組みなので、イーサリアムでも導入が検討されています。セキュリティ面での課題があるので簡単に取り入れることができない複雑な技術なのですが、Zilliqaは優秀なプロジェクトメンバーによってシャーディングが実現されているのです。

データフロースマートコントラクト

先ほど解説したスマートコントラクトは、ブロックチェーン上にプログラミング言語で処理内容を記述して実行します。Zilliqaではスマートコントラクトを実行するときには、さまざまな処理を並列で処理できるように独自のプログラミング言語を開発しています。 イーサリアムなどのdAppsプラットフォーム通貨ではこのスマートコントラクトの記述が非常に難しいうえに、処理にも時間がかかってしまうという問題点があります。しかし並列処理が可能な「データフロースマートコントラクト」を採用しているZilliqaなら、他のdAppaプラットフォーム通貨よりもはるかに高速な処理を実現できるのです。

Zilliqaは将来性抜群のdAppsプラットフォーム

Zilliqaの基本情報や技術的な特徴を紹介しました。日本ではまだあまり有名ではありませんが、ICOから短期間で時価総額ランキング上位に来ており、将来性が期待されるコインのひとつです。 なにより、Zilliqaは処理速度の速さという面で、多くの仮想通貨よりも優位にたっています。今後、さまざまなアプリケーションが開発されて実用されていけばさらに価値が高まる可能性もあるので、興味がある方はぜひ投資を検討してみてください。
検索

チャート

チャート一覧

Twitter