ロシア議会の下院にあたる国家院に設置された「金融市場委員会」の委員長が、同国中央銀行がルーブルに1:1で裏打ちされた官製暗号資産で「ステーブルコイン」の一種を発行することを検討していることがわかった。ロシアのラジオ局Govorit Moskvaが2日伝えた。 同委員会のアナトリー・アクサコフ委員長(Anatoly Aksakov)は家計負債の増加に関する記者会見の席で、ロシア政府は暗号資産を支援していくが「(法定通貨である)ルーブルにペッグされた暗号資産になるだろう」と発言した。銀行口座に預託されたルーブルに対し、1:1の比率でブロックチェーン技術を使って暗号資産の一種であるステーブルコインが発行する仕組みになるという。 さらにモスクワの報道機関「Mskagency」がアクサコフ委員長の話として伝えたところによると、同暗号資産が実現する場合は中央銀行によって発行されるという。 アクサコフ委員長は先月、暗号資産ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)等の主要暗号資産について原資産が存在しないことからその「未来は荒んだものだ」と指摘していた。 とはいえロシアによる官製暗号資産の発行はこれまでにも何度も出ており、具体的な時間軸なども依然不明のままだ。
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